公明党第5次訪中団の一員として、北京市内の中国共産党対外連絡部(中連部)を訪問し、王家瑞中連部長らとの会談に参加しました。
公明党と中国共産党の政党間交流をさらに深く発展させ、両国の友好拡大に寄与するため信頼関係を強化していくことを確認しました。
席上、山口代表は、日中関係がアジアや国際社会の重要な2国間関係との認識を示した上で、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に触れ、「結果として国民感情が損なわれたことは残念だ」と指摘。両国政府間に困難な問題がある時だからこそ、政党間交流は「降りかかった霜を解かす役割がある」と強調。王中連部長も「政党間関係の役割は全く同感だ。霜を解かすために推進的な役割を果たすべきだ」と応じました。
また、山口代表は尖閣事件に関し、「未然に予防し、仮に起こっても有効に解決する知恵とメカニズムを両国間につくる必要があるのではないか」と力説。王部長は国民感情の改善には「両政府、政治家が慎重に対処すべきだ」と指摘し、「このタイミングでの訪中を高く評価し、改善に役立つと期待する」と述べました。