【公明新聞掲載記事】
エコポイントで低炭素社会(官邸メルマガ)に掲載
麻生内閣のメールマガジン(メルマガ)の第39号に、斉藤鉄夫環境相(公明党)が、政府が推進しているエコポイントにかける思いをつづっています。その全文を紹介します。
6月10日に麻生総理が、2020年に2005年比で温室効果ガスを15%削減するという、中期目標を発表しました。この目標を達成するとともに、更にその先をにらんで、諸外国をリードする低炭素社会を実現するためには、私たちの日々の暮らしや仕事においても変革が求められます。
こうした「低炭素革命」に向けた取り組みの一環として、政府は、エコポイントという仕組みを用いて、省エネ家電の普及を進めています。
なぜ、まだ使える古い家電製品を買い換えてまで、省エネ家電を普及することが温暖化対策になるのか、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。家電製品から排出される二酸化炭素には、製造段階のもの、使用段階のもの、廃棄段階のものなどがありますが、排出量の約9割が使用段階のものです。皆様が使用されている家電製品が、省エネ性能の高いものに変われば、二酸化炭素の排出量が大幅に削減されることになるのです。また、古い家電は、法律に基づいてリサイクルがされ、新たな商品に生まれ変わります。
今回の制度では、国民の皆様は、省エネ性能の高いエアコン、冷蔵庫、地上デジタル放送テレビを購入すると、「エコポイント」をもらうことができ、取得したエコポイントは、商品券や公共交通機関利用カード、様々な地域特産品、省エネ・環境配慮製品といった幅広い商品と交換することができます。既に7月1日からポイント登録・商品交換手続を開始しています。また、環境活動に頑張る方たちの支援のために寄付することもできるよう、現在、準備を進めているところです。
現在のような厳しい経済状況であればこそ、低炭素革命と経済活性化を同時に実現する、「緑の経済と社会の変革」が必要です。このグリーン家電エコポイント制度は、環境に配慮した製品を皆さんが買い求めるという「消費の変革」を巻き起こし、それが更に環境配慮製品への研究開発・投資を促進させる「投資の変革」につながるという好循環、いわば「低炭素革命に向けた車輪の回転」を促すための非常に重要な一押しであると思っています。
国民の皆様におかれましても、是非この機会を活用して、グリーン家電への買い換えを進めていただきますようお願いいたします。